ボリュームレシオ (VR)
ここでは、2025/3/12の大引け時点で25日足のVR2の数値から、各銘柄の買い、売りの勢力度をランキング形式で掲載しています。
ボリュームレシオの解説
ボリュームレシオ(Volume Ratio : 略称 VR)は、出来高が増えると株価が上昇、出来高が細ると株価が下落するという出来高が株価に先行する傾向を利用して、出来高から買われ過ぎ・売られ過ぎの過熱感を判断する指標です。
ボリュームレシオの見方
ボリュームレシオの計算式には分母に「下落日の出来高合計」を使うVR1と、分母に「全体の出来高合計」を使うVR2の2通りがあり、どちらのボリュームレシオの計算式で算出された値かで見方も大きく異なってきます。
VR1の数値は、0%(下限)~上限なく推移するため、中立域・買われ過ぎ区域・売られ過ぎ区域についての見解が解説者によって大きくバラつきがあります。200%以上を買われ過ぎ区域とする解説者もいれば、450%以上を買われ過ぎ区域とする解説者もいます。水準を見るための指標に大きな差があっては本来の意義が失われるため、ここではVR1については採用していません。
VR2の数値は、0%(下限)〜100%(上限)の間で推移し、50%以上で推移している間は買い勢力がリード、50%を下回って推移している間は売り勢力がリードしていることを示します。買い勢力が強ければ強いほど上限の100%に近づき、70%以上になると反落警戒の買われ過ぎ区域、売り勢力が強ければ強いほど0%に近づき、30%以下になると反騰期待の売られ過ぎ区域と判断します。
上限があって中立域・買われ過ぎ区域、売られ過ぎ区域の各水準がわかりやすいことから、ここではVR2のみを25日足の分析対象で採用しています。
ボリュームレシオの活用方法
ボリュームレシオの数値単独でトレードを判断するのではなく、より確度を高めるためにMACDと組み合わせて、ボリュームレシオが買われ過ぎ区域の状況でMACDのデッドクロスが発生したら売りでエントリー、ボリュームレシオが売られ過ぎ区域の状況でMACDのゴールデンクロスが発生したら買いでエントリーのように、他のテクニカル指標と複数組み合わせての活用をオススメします。
ボリュームレシオの計算式
VR1 | = | U + S ÷ 2 | × | 100(%) |
---|---|---|---|---|
D + S ÷ 2 |
VR2 | = | U + S ÷ 2 | × | 100(%) |
---|---|---|---|---|
D + S + U |
- 「U」は、n日間の株価上昇日の出来高合計
- 「D」は、n日間の株価下落日の出来高合計
- 「S」は、n日間で前日比の終値が同値だった日の出来高合計
期間は、25日足の設定が一般的です。