MFI
ここでは、2025/3/12の大引け時点で14日足のMFIの数値から、各銘柄の買い、売りの勢力度をランキング形式で掲載しています。
MFIの解説
MFIとは、Money Flow Indexの略称で、米国のかつての大手投資銀行リーマン・ブラザーズでテクニカルアナリストを勤めていたGene Quong氏とAvrum Soudack氏によって1989年に考案されました。RSIが価格の流れのみに対し、出来高も考慮した上で、資金の流れが買い、売りのどちらの勢いが強いかを示す指標です。
MFIの見方
MFIの数値は0%(下限)〜100%(上限)の間で推移し、MFIが50%以上で推移している間は上昇トレンド、50%を下回って推移している間は下降トレンドと判断します。
MFIの活用方法
株価の上昇が続くほど100%に近づき、80%以上になると反落警戒の買われ過ぎ区域、株価の下落が続くほど0%に近づき、20%以下になると反騰期待の売られ過ぎ区域と判断します。
ただし、MFIの数値単独ででトレードを判断するのではなく、より確度を高めるためにMACDと組み合わせて、MFIが買われ過ぎ区域の状況でMACDのデッドクロスが発生したら売りでエントリー、MFIが売られ過ぎ区域の状況でMACDのゴールデンクロスが発生したら買いでエントリーのように、他のテクニカル指標と複数組み合わせての活用をオススメします。
MFIの計算式
MFI | = | 100 | - | 100 |
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1 + MFR |
MFIの公式は上の通りですが、「MFR」部分を算出するまでに以下の5つのステップが必要になります。
1.TP(Typical Price)の算出
Typical Priceとは、基準価格です。
TP | = | 高値 + 安値 + 終値 |
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3 |
2.MF(Money Flow)の算出
MF | = | TP | × | 出来高 |
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3.PMF(Positive Money Flow)の算出
PMF | = | 前日比でTPが上昇した日のMFの合計 |
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4.NMF(Negative Money Flow)の算出
NMF | = | 前日比でTPが下落、または同値だった日のMFの合計 |
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5.MFR(Money Flow Ratio)の算出
MFR | = | PMF |
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NMF |