乖離率
ここでは、2025/3/11の大引け時点で25日移動平均線との乖離率の数値から、各銘柄の買い、売りの勢力度をランキング形式で掲載しています。
乖離率の解説
乖離率とは、移動平均乖離率の略称で、英語では Moving Average Divergence rate(MAD)と表記されます。現在株価が移動平均線の平均値からどのくらい離れているかで、買われ過ぎ・売られ過ぎの過熱感を判断する指標です。
乖離率の見方
乖離率の数値に上限や下限はなく、乖離率がプラス圏で推移している間は上昇トレンド、0を下回ってマイナス圏で推移している間は下降トレンドと判断します。
乖離率の活用方法
25日移動平均線の平均値との差で確認されることが多く、買い勢力が強ければ強いほど大きなプラスの値となり、25日移動平均値基準比では10%以上になると反落警戒の買われ過ぎ区域、売り勢力が強ければ強いほどマイナスの値となり、-10%以下になると反騰期待の売られ過ぎ区域と判断します。
ただし、乖離率の数値単独でトレードを判断するのではなく、より確度を高めるためにMACDと組み合わせて、乖離率が買われ過ぎ区域の状況でMACDのデッドクロスが発生したら売りでエントリー、乖離率が売られ過ぎ区域の状況でMACDのゴールデンクロスが発生したら買いでエントリーのように、他のテクニカル指標と複数組み合わせての活用をオススメします。
乖離率の計算式
乖離率 | = | 当日の終値 - ( n日移動平均 ) | × | 100(%) |
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n日移動平均 |
「n日移動平均」部分は、「n日間の終値の合計 ÷ n」を意味します。移動平均の期間は、幅広い設定で利用されていますが、乖離率の確認には25日移動平均が最も多く利用されています。