pause
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pauseプロパティは要素の意味内容を区別するための方法として、要素を読む直前の停止時間を指定する pause-beforeプロパティと要素を読んだ直後の停止時間を指定する pause-afterプロパティの2つの設定をまとめて設定するショートハンド(CSSにおいて値を簡略化できる記法のこと)で、要素を読む前後の停止時間を指定します。
- 値
- 初期値
- UA の設定に依存
- 適用対象
- すべての要素
- 継承
- しない
- メディア
- aural
pauseプロパティの値
値を半角空白で区切って2つ並べると、それぞれ要素を読む前(pause-before)と後(pause-after)の停止時間になります。値が1つだけの場合は、要素を読む前後の停止時間は同じになります。
時間の単位識別子には ms(ミリ秒)と s(秒)の2つがあります。
ms- 1000分の1秒(ミリ秒)。
500ms=0.5s。 s- 秒。
1s=1000ms。
値にパーセンテージ値を指定した場合、speech-rateプロパティで指定した速度を1語あたりの秒数に換算した割合になります。たとえば、同一要素に "speech-rate : 120 ;"(1分に120語、つまり1語につき0.5s、または500ms)が指定されている場合、値が100% であれば 500ms(0.5秒)、50% であれば250ms(0.25秒)、20% であれば100ms(0.1秒)のそれぞれ停止時間を意味します。
サンプル
h1 { pause : 1s ; }
p { pause : 20ms 0 ; }