移動平均売買サイン点灯銘柄
ここでは、2025/4/1の大引け時点で株価の5SMA・25SMA・75SMAの移動平均の数値から、売りサイン・買いサインの条件にマッチした銘柄を掲載しています。
移動平均の解説
移動平均(Moving Average)とは、一定期間の終値を平均する手法で、平均する手法には単純移動平均(Simple Moving Average、略称SMA)、指数移動平均(Exponential Moving Average、略称EMA)、加重移動平均(Weighted Moving Average、略称WMA)の3種類があります。通常、移動平均といえば、単純移動平均であるSMAのことを指します。また、終値の平均値を結んでラインを形成することを移動平均線と呼びます。
短期、中期、長期の各期間の終値の平均値で移動平均線を形成し、複数の移動平均線とローソク足との位置関係からトレンドの判断や売買タイミングを判断できる、トレンド系の代表的なテクニカル指標です。
移動平均の見方
移動平均線が、上向きなら上昇トレンド、下向きなら下落トレンド、角度が大きいほどトレンドの勢いが強いことを示します。
移動平均線とローソク足の位置関係から、上昇トレンドの際は移動平均線をレジスタンスライン(上値抵抗線)、下落トレンドの際は移動平均線をサポートライン(下値支持線)として考えることができます。
さらに、短期・中期・長期の複数の期間の移動平均線を組み合わせることで、それぞれの線の交差の仕方から売買タイミングを判断することもできます。
平均をとる期間について決まりはありませんが、多くの投資家が使っている期間ほど機能しやすいと言えます。短期には5日、10日。中期には20日、25日。長期には60日、75日、120日、200日といった5の倍数の期間が一般的によく用いられます。
移動平均の活用方法
移動平均の最もメジャーな活用方法としては、複数の期間の短期線・中期線・長期線の組み合わせで、短・中期の移動平均線が上向きになりつつ、中・長期の移動平均線を下から上抜けた時をゴールデンクロスとして買いサインと判断します。逆に短・中期の移動平均線が下向きになりつつ、中・長期の移動平均線を上から下抜けた時をデッドクロスとして売りサインと判断します。
ゴールデンクロス・デッドクロス以外にも、米国で金融ライターや投資セミナーの講師を務めたJoseph Granville氏が考案したグランビルの法則(Granville's Rules)を参考にして売買タイミングに活用できます。
以下の条件時に買いサインと判断します。
- 上向きになりつつある移動平均線を、株価が下から上抜けた時
- 上向き状態の移動平均線で、一旦株価が下落し移動平均線を下抜けるも再度上昇し移動平均線を上抜けた時
- 上向き状態の移動平均線で、一旦株価が移動平均線の手前まで下落するも下抜けることなく反発した時
- 株価が移動平均線から大きく下方乖離した時
以下の条件時に売りサインと判断します。
- 下向きになりつつある移動平均線を、株価が上から下抜けた時
- 下向き状態の移動平均線で、一旦上抜けるも、株価が再度下落した時
- 下向き状態の移動平均線で、一旦株価が移動平均線の手前まで上昇するも上抜けることなく下落した時
- 上昇中の角度が大きい移動平均線から、さらに株価が上昇し移動平均線から大きく上方乖離した時
移動平均の計算式
単純移動平均の計算式です。nの部分には期間が入ります。
n日移動平均 | = | (n日間の終値の合計) |
---|---|---|
n |
ここでは、5日移動平均(5SMA)を短期線、25日移動平均(25SMA)を中期線、75日移動平均(75SMA)を長期線として利用しています。