caption要素

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caption要素(table caption)はtable要素内で表(テーブル)のキャプション(表題)を指定します。キャプションは表全体の情報の内容をわかりやすく示すための見出しとなります。caption要素は表を組む table要素の中で並べる順番が決まっており、必ず一番上に1つだけ定義することができます。視覚環境の UA ではキャプションは表組の上に水平(左右)方向が中央揃えで表示されます。

バージョン
  • HTML4.01(S,T,F)
  • XHTML1.0(S,T,F)
  • XHTML1.1
要素分類
table要素の子要素
開始タグ
必須
終了タグ
必須
非推奨
-
内容モデル

align属性

バージョン
  • HTML4.01(T,F)
  • XHTML1.0(T,F)
指定要素
caption
必須
-
非推奨
  • 非推奨
  • HTML4.01 Strict 廃止
  • XHTML1.0 Strict 廃止
  • XHTML1.1 廃止
属性値
  • top
  • bottom
  • left
  • right

caption要素のalign属性はキャプションの表示位置を指定します。align属性の指定がない場合の初期値は "top" です。値には上下左右の位置を指定する4つのキーワードがあります。キーワードは半角アルファベットの大文字・小文字が区別されません(case-insensitive)。

top
表組の上、テキストは中央揃えで表示
bottom
表組の下、テキストは中央揃えで表示
left
表組の上(デフォルト)、テキストは左揃えで表示
right
表組の上(デフォルト)、テキストは右揃えで表示

上記の期待通りの表示になるのは、Internet Explorerのみです。"left", "right" はもともとInternet Explorerが独自に採用した機能であるため、UA によって対応が大きく異なります。加えて、Internet Explorer にはキャプションの上下位置を指定する valign属性の独自機能があります。このvalign属性の指定がない場合は、デフォルトの表組の上に表示されます。

なお、align属性は非推奨のためCSScaption-sideプロパティと水平方向の揃え方を text-alignプロパティを組み合わせて代替することが推奨されています(Internet Explorer 6/7はCSSのcaption-sideプロパティに対応していません。text-alignプロパティによる水平方向の揃え方の指定は反映されます)。

valign属性

バージョン
Internet Explorer の独自機能
指定要素
caption
必須
-
非推奨
-
属性値
  • top
  • bottom

caption要素の align属性に "left"、または "right" が指定された場合に、キャプションの上下の表示位置を指定します。valign属性の指定がない場合は、デフォルトの表組の上に表示されます。値には上下の位置を指定する2つのキーワードがあります。キーワードは半角アルファベットの大文字・小文字が区別されません(case-insensitive)。

top
表組の上、テキストは align属性で指定された揃え方に従って表示
bottom
表組の下、テキストは align属性で指定された揃え方に従って表示

Internet Explorerが独自に採用した機能で、この指定が表示に反映されるのもInternet Explorerのみです。

その他の属性

共通属性
イベント属性

caption要素のサンプル

<table border="1">
<caption>名字ランキング</caption>
<tr><th>順位</th><th>氏名</th><th>世帯数</th></tr>
<tr><td>1</td><td>佐藤(さとう)</td><td>45x,xxx</td></tr>
<tr><td>2</td><td>鈴木(すずき)</td><td>40x,xxx</td></tr>
<tr><td>3</td><td>高橋(たかはし)</td><td>33x,xxx</td></tr>
<tr><td>4</td><td>田中(たなか)</td><td>31x,xxx</td></tr>
<tr><td>5</td><td>渡辺(わたなべ)</td><td>25x,xxx</td></tr>
</table>