おすすめのVPSサービス
VPS(Virtual private server)のサービスを選定する際に、値段は安いに超したことはありませんが、値段だけで選ぶのではなく、国内にデータセンタをもっているかどうかは選定基準として大事です。
国内にデータセンタをもつVPSサービスで、今回このサイトでも利用することにしたVPSサービスを他社と比較しながら、おすすめポイントを紹介します。
大VPS時代到来
個人利用では、ロリポップ、XREA+(PLUS)→CORESERVER (CORE-A)などの共用レンタルサーバを利用していたのですが、安かろう悪かろうという部分が目立つこともあり、加えてサーバを自分で一からオリジナルチューニングしたいということもあって、仮想サーバ内でroot権限付きのサービスを提供してくれるVPSサービスをいろいろと調べてみました。
数年前まではVPSなんて10,000円を切るか切らないかぐらいで、趣味用途では手を出そうなんて考えられる次元ではありませんでしたが、今では共用レンタルサーバとほとんど値段が変わらないぐらいのものも出てきており、個人の趣味サイト利用レベルでも気軽にVPSサービスを利用できる大VPS時代が到来したと言えます。
ですが、これらのレンタルサーバサービスを提供する各社の競い合いは熾烈で、利用する立場としては何を基準に選べば良いのかすごく迷うところです。
データセンタは国内か
レンタルサーバサービスの口コミ評価をいろいろと見比べてみたところ、南米など海外にデータセンタをもっているところはマシン自体は高スペックで、値段も月額数百円〜月額1,000円を切るものが大半で一見コストパフォーマンスが良さそうなのですが、どれも評判が良くありません。「落ちる」「不安定」「重い」「遅い」など、マイナスな表現が目立ちます。
海外では管理費が安く、大規模なデータセンタの展開でコストを抑えることができているのですが、通信は海外から日本へデータを転送するので、距離の関係上、表示速度は遅く、混雑時ともなれば致命的なようです。そして、利用者からは不満の声が出て、サービス提供側は対応に追われ続け、サポートのレスポンスまでも悪くなっているという負のスパイラルが繰り広げられているように感じられます。
これに対し、国内では耐震性、空調、自家発電、大量のトラフィックに対応できる高速な通信回線など設備面にコストを掛けているところが多いため、月額費用も海外にデータセンタをもつサービスと比べると割高なのですが、その分通信については距離が近ければ近いほどレスポンスが良いことは間違いありませんので、私自身はVPSサービスを選ぶ絞り込みの手段として、まず第一にデータセンタが国内にあるかどうかを重要視しました。
あとは価格とスペック勝負
最初の絞り込み手段であるデータセンタを国内にもっているかどうかだけで、VPSサービスの大半は海外に拠点を置いて提供している形態が多く、また所在がまったく記載されていないサービスもあったりするので、相当な数を絞り込むことができます。
国内にデータセンターを置くVPSサービスで同等スペックでのプランにおける一覧表です。検討される際は、リンク先の価格・スペックを必ず確認ください。
| 初期費用 | 月額費用 | メモリ | HDD | 回線 | 仮想化ソフト | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Osukini Server ST | 3,000円 | 980円 | 1024MB | 100GB | 40Mbps共有 | Xen |
| ServersMan@VPS Pro | 無料 | 1,980円 (2ヶ月無料) | 1024MB | 50GB | 記載なし | OpenVZ |
| お名前.com VPS | 無料 | 2,457円 (3ヶ月無料) | 512MB 最大1024MB | 120GB | 1Gbps共有 | Virtuozzo |
| WEBKEEPERS VPS | 2,400円 | 2,980円 (2ヶ月無料) | 1024MB 最大2048MB | 250GB | 記載なし | Virtuozzo |
| CPI VPS VP-02 | 5,250円 | 3,675円 | 640MB 最大2048MB | 20GB | 100Gbps共有 | Virtuozzo |
さて、この一覧表を個人の趣味利用レベルで利用することを鑑みて、価格とスペックで比較するとなると、Osukini Serverのコストパフォーマンスは月額料金が一桁少ないだけに群を抜いて光ります。また、Osukini Server の提供会社では丁寧にTwitterで契約者一人一人にお礼を書かれていたり、契約前のいろいろな質問にもこまめに答えられていたりする点もすごく好印象がもてました。
そんなこんなで、Osukini Serverにコロリとやられて契約してみました。OSも他のVPSサービスと違ってCentOSだけでなく、UbuntuやDebian squeezeの中からそれぞれ32bit版か64bit版かが選べます。初回手続き以降にOSを変更したい場合は、1,000円で入れ替えてもらう必要があるので、その点は注意が必要です。
現時点での利用状況
$ cat /proc/cpuinfo
processor : 0
vendor_id : GenuineIntel
cpu family : 6
model : 23
model name : Intel(R) Core(TM)2 Quad CPU Q8400 @ 2.66GHz
stepping : 10
cpu MHz : 2666.364
cache size : 2048 KB
physical id : 0
siblings : 1
core id : 0
cpu cores : 1
fpu : yes
fpu_exception : yes
cpuid level : 13
wp : yes
flags : fpu tsc msr pae mce cx8 apic mca cmov pat pse36 clflush dts
acpi mmx fxsr sse sse2 ss ht tm syscall nx lm constant_tsc pni
monitor ds_cpl vmx est tm2 ssse3 cx16 xtpr sse4_1 lahf_lm
bogomips : 6668.64
clflush size : 64
cache_alignment : 64
address sizes : 36 bits physical, 48 bits virtual
power management:
CPU2.66GHzとしか記載されていませんでしたが、Intel(R) Core(TM)2 Quad CPU Q8400@2.66GHzを利用していることがわかりました。12アカウントで1台のマシンを共有しているらしいので、単純に3アカウントで1つのCPUコアを共有する形となっているようです。
cat /proc/meminfo
MemTotal: 1023788 kB
MemFree: 756016 kB
...
メモリもちゃんと1GBありました。その他、回線も40Mbps共有と記載がありましたが、80Mbps以上でていました。
$ iptables -L
Chain INPUT (policy DROP)
target prot opt source destination
ACCEPT tcp -- anywhere anywhere tcp dpt:ssh
ACCEPT tcp -- anywhere anywhere tcp dpt:http
ACCEPT tcp -- anywhere anywhere tcp dpt:ndmp
ACCEPT icmp -- anywhere anywhere
ACCEPT all -- anywhere anywhere
ACCEPT all -- anywhere anywhere state RELATED,ESTABLISHED
Chain FORWARD (policy DROP)
target prot opt source destination
Chain OUTPUT (policy ACCEPT)
target prot opt source destination
最初に開いているポートは、ssh, http, Webminのみですが、ポート制限なんてセコイこともありませんので、自由に開放できます。
ごちゃごちゃしていないきれいで良い環境です。ただサービス利用開始時になぜかEC CUBEがインストールされている点だけは不要に思いました。初期費用3,000+月額980×6ヶ月分=8,800円ならば大変満足いく内容の買い物でした。満足してはいながらも、今度、さくらインターネットが北海道の石狩で大規模なデータセンタ作ってVPSサービスを展開するということを耳にしたので、どのような内容になるのか、また気になるところです。けっきょくのところ、迷いますよね!